小栗旬初監督作「シュアリー・サムデイ」に小西、上戸、真央ら豪華女優5人
2010年1月13日 07:56
[映画.com ニュース] 小栗旬が5年越しで映画化に臨んだ念願の初監督作「シュアリー・サムデイ」に、小西真奈美がヒロインとして出演することが決まった。そのほかに大竹しのぶ、原日出子、上戸彩、井上真央といった主演級の女性キャストの陣容も発表。大竹以外の4人は、小栗と映画やドラマでの共演歴があり、初メガホンに挑む“青年監督”のために世代を越えた実力派女優の共演が実現した。
同作は、小栗が高校時代の仲間たちとの絆をテーマに書き上げたプロットをベースに、「クローズZERO」シリーズの武藤将吾が脚本化。小栗と「キサラギ」で共演して以来、親交のある小出恵介を主演に迎え、勝地涼、綾野剛、鈴木亮平、ムロツヨシを加えた高校の同級生5人組が主人公だ。狂言のつもりで爆破予告した高校で、本当に爆発事故を引き起こしてしまった5人が、命まで狙われる事件に巻き込まれていく3年後の姿を軸に描く。
ヒロインの小西は、小出演じるタクミが小学生時代に思いを寄せた初恋相手で風俗嬢の美沙に扮する。ある事件に巻き込まれて刑事であるタクミの父親(竹中直人)に逮捕されたあと、10年後に起こった爆破騒動の影響によって穏やかで希望にあふれた人生を大きく狂わされてしまうという役どころ。その事実を知ったタクミが、つぐないきれないと知りながら人生をかけた最後の作戦を企て、物語はクライマックスへと突き進んでいく。
大竹は、タクミらが美沙を探すなかで出会う弁当屋店長役で、美沙の恋人のことを知るキーパーソン。爆発騒ぎのあと仲間にすら連絡を取らなくなった息子(ムロ)を見守り続ける母親に原。5人組のひとり、カズオ(鈴木)が裏社会に足を踏み入れるきっかけとなった病弱な妹を演じる井上は、兄が格闘家になるという夢をあきらめていないと信じ続けており、その純粋な気持ちが兄を改心させていくという役どころだ。
また、高校時代の5人に大きな影響を与えたストリートミュージシャンの宮城役には、横田栄司。さらに、モト冬樹、遠藤憲一、笹野高史、阿部力、妻夫木聡、岡村隆史、吉田鋼太郎らそうそうたる俳優陣が脇を固めた。昨年7~8月にかけて撮影された同作は、この1月にも完成する。
「シュアリー・サムデイ」は松竹配給で、7月17日から全国で公開。