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宮沢りえ、母親になっても「安定を求めず、躍動的に」

2010年1月12日 21:22

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母親になった宮沢は、母なる海に共感
母親になった宮沢は、母なる海に共感

[映画.com ニュース] 「WATARIDORI」のジャック・ペラン監督が製作費70億円、撮影4年を費やし完成させた海洋ドキュメンタリー「オーシャンズ」日本語吹き替え版の完成披露試写会が1月12日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、日本語版ナレーションを務める宮沢りえ、主題歌を歌う平原綾香藤澤ノリマサが舞台挨拶を行った。

平原と藤澤は、ベートーベンの「悲愴」に歌詞をつけたデュエット曲「Sailling my life」を観客の前で初披露。会場を包み込んだ2人の美しい歌声に、宮沢は「2人の声が素晴らしく、胸がズキズキした。感動の頂点へようこそと言いたくなりました」とウットリ。「ナレーションだけの参加とはいえ、完成披露というのは映画人としてドキドキするもの」と感無量の宮沢は、この舞台挨拶が2010年の初仕事で、第一子を出産した前年を「今まで経験したことのない時間が始まった」と振り返り、「2010年は母親になった気持ちの反動か、仕事では安定を求めず、躍動的な1年にしていきたい」と抱負を述べた。

また、3人には映画にちなんで「もし海の生き物になるとすれば?」という質問が展開された。「イルカ」と答えた平原は、「イルカのように泳いでみたいし、音で会話するところが海の中のミュージシャンみたいだから」と独特の感性で会場をうならせ、藤澤は「小さいころ似ていると言われていたから」という理由で「ペンギン」を挙げてなごませた。最後に「波」と答えた宮沢は、「この映画を見ると、波も生き物の一部のようだった。時に激しく、時に穏やかに、いろいろな海に行かれる波になりたい」と穏やかな表情で語った。

オーシャンズ」はギャガ配給で、1月22日から全国で公開。

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