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台湾で空前の大ヒットを記録した「海角七号」のヒロイン、田中千絵に聞く

2009年12月25日 19:08

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父同様、国境を越えて活躍
父同様、国境を越えて活躍

[映画.com ニュース] 2008年に台湾で公開され、歴代1位の興行収入を記録したラブストーリー「海角七号/君想う、国境の南」(ウェイ・ダーション監督)が、12月26日から公開される。同作でヒロインを演じた田中千絵に話を聞いた。

台湾最南端の町・恒春で、ミュージシャンとしての成功を夢見る郵便配達員の青年・アガと、異国の地でたくましく生きる日本人女性・友子が繰り広げる恋愛模様に、今は存在しない日本統治時代の住所「海角七号」に届くラブレターにつづられた60年前の悲恋が交錯するという異色ラブストーリー。

メイクアップ・アーティストのトニー・タナカを父に持つ田中は、05年にジェイ・チョウ主演の香港映画「頭文字D THE MOVIE」に出演したことをきっかけに中国語習得の必要性を感じ、06年に単身渡台。「現場でコミュニケーションが取れなかったことがすごくもどかしかったのと同時に、アジア映画の無限の可能性を感じて、アジアで活躍できる女優になりたいと思いました。日本で田中千絵という女優が生き残っていくには、何か武器を見つけないといけないと考え、たくさんの人が英語を選択する中でまだ主流じゃない中国語を選ぶことで、他の人が持っていない武器を身につけようと思ったんです」

そして、社会現象ともなった大ヒット作への出演のカギは、田中のブログが握っていた。「中国語の話せる日本人女優のキャスティングが難航していたとき、たまたま監督が私のブログを見つけたんです。キャストに大スターを起用していないことで、誰からも期待されていなかった映画なので、台北映画祭でグランプリを取るまでは監督やスタッフは本当に大変だったと思います。私は今では台北でショッピングもできないくらい、プライベートがなくなってしまいましたけど」

台湾を拠点に女優活動を続ける田中だが、今後の展望について「良い作品にめぐり合うことができれば、どこの国にいても挑戦したい。映画は国境を越えることができるものなので、アジアに限らず、どんどん素敵な作品に出て、たくさんの人に感動を与えられる女優になりたいです」

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