米有名評論家の2009年映画ベスト10 「おくりびと」がランクイン
2009年12月24日 11:29
[映画.com ニュース] アメリカを代表する映画評論家のロジャー・エバートが、米シカゴ・サンタイムズ紙に連載中のコラムで、2009年度の映画ベスト10を発表した。
エバートは、こうしたベスト10を選出するたびに読者から寄せられる、「誰も聞いたことがないマイナーな映画ばかり」「大作ばかりでインディーズ映画を無視している」という2つの正反対のクレームに対処するため、今年は「メインストリーム」と「インディーズ」の2部門に分けてそれぞれのベスト10を発表することにしたという。2つのリストのどちらかがより優れているといったことはなく、ここに挙げられた20作品はすべて、「今年の映画ベスト10の1本」と謳っていいそうだ。なお、恒例の(1人)審査員特別賞は、「アバター」(ジェームズ・キャメロン監督)に贈られた。
ロジャー・エバートが選んだ2009年メインストリーム映画のベスト10は以下の通り(順不同)。
「バッド・ルーテナント」(ベルナー・ヘルツォーク監督)
「クレイジー・ハート(原題)」(スコット・クーパー監督)
「アン・エデュケーション(原題)」(ロネ・シェルフィグ監督)
「ハート・ロッカー」(キャスリン・ビグロー監督)
「イングロリアス・バスターズ」(クエンティン・タランティーノ監督)
「ノウイング」(アレックス・プロヤス監督)
「プレシャス」(リー・ダニエルズ監督)
「ア・シリアス・マン(原題)」(ジョエル&イーサン・コーエン監督)
「マイレージ、マイライフ」(ジェイソン・ライトマン監督)
「ホワイト・リボン」(ミヒャエル・ハネケ監督)
2009年インディーズ映画のベスト10は以下の通り(順不同)。
「おくりびと」(滝田洋二郎監督)
「ディスグレース(原題)」(スティーブ・ジェイコブス監督)
「エバーラスティング・モーメンツ(原題)」(ヤン・トロエル監督)
「グッバイ・ソロ」(ラミン・バーラニ監督)
「ジュリア(原題)」(エリック・ゾンカ監督)
「静かな光」(カルロス・レイガダス監督)
「闇の列車、光の旅」(ケイリー・フクナガ監督)
「スキン(原題)」(アンソニー・ファビアン監督)
「トラッカー(原題)」(ジェームズ・モッターン監督)
「愛おしき隣人」(ロイ・アンダーソン監督)