カンヌが絶賛した日仏ハーフの子役ノエ・サンピ「次はベルリンへ」
2009年12月23日 16:06

[映画.com ニュース] 「パリ・ジュテーム」で出会った日本の鬼才・諏訪敦彦とフランスの俳優イポリット・ジラルドが共同監督を務める「ユキとニナ」のイベント試写会が12月22日、東京・飯田橋の日仏学院で行われ、来日した主演のノエ・サンピが舞台挨拶に立った。
演技初挑戦だったにもかかわらず、第62回カンヌ国際映画祭で絶賛を浴びたノエは「映画に出られたことがすごくうれしかった。(絶賛されたことは)変な感じ」と緊張気味。諏訪監督は、「7カ月ぶりの再会だけど、ずいぶんと成長したね。彼女の素晴らしい存在感が映画で表現できていると思う」とガチガチのノエを優しくフォローした。撮影の思い出を聞かれたノエが、「ニナちゃんとケンカするシーンが楽しかった。ちょっと前に本当にケンカしていたから」と実体験を活かした芝居があったことを明かすと、諏訪監督は「あ、そうだったの! 知らなかった」と驚いていた。
また、ゲストとして第51回日本レコード大賞新人賞、第42回日本有線大賞新人賞を史上最年少で受賞した演歌歌手のさくらまやが応援に駆けつけ、「ジャクソン5」のクリスマスソング「ママがサンタにキッスした」を披露した。さくらは、練習してきたというフランス語の挨拶も披露し「天才と言われるとうれしいけど、私も恥ずかしいと思うときもある」とノエに共感。2010年の抱負を聞かれると、さくらは「キャンペーンでお世話になった方々に、お礼を伝えにまたキャンペーンに行きたい」と話し、ノエは「ベルリンの映画祭に行きたい」とサラっと大胆発言を口にして諏訪監督を困惑させていた。
同作は、フランス人と日本人の間に生まれパリで育った少女・ユキが、両親の離婚を阻止しようと親友のニナと家出する姿を通し、少女たちのみずみずしい成長を描いた物語。
「ユキとニナ」はビターズ・エンド配給で、1月23日から全国で順次公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)