「ソラニン」三木監督、現役早大生に熱いエール
2009年12月18日 11:32
[映画.com ニュース] 累計60万部を突破した浅野いにおの青春コミックを、宮崎あおい主演で映画化した「ソラニン」の三木孝浩監督と脚本を担当した高橋泉が12月17日、東京・早稲田大学の大隈講堂で開催中の第22回早稲田映画まつりでトークショーを行った。
同作は、音楽で成功する夢を諦めきれないフリーターの種田と、OL2年目で突然会社を辞めてしまった芽衣子の恋愛を軸に、夢と現実の間で葛藤する若者たちの姿を描く青春映画。共演に高良健吾、桐谷健太、ロックバンド「サンボマスター」の近藤洋一らが顔を揃える。
同大出身の三木監督は、在学中は映画サークル「映像制作集団 浪人街」に所属していたそうで「学生のころから映画監督になりたくて、時間はかかったけど夢が叶いました。皆さんも今の自分を肯定して、前に進んでいくことで見えてくる未来があると思うので、『ソラニン』を見てそれを感じ取ってほしいです」と後輩たちに熱いメッセージを送った。
宮崎らが実演していることで話題になったライブシーンでは、「漫画だとライブシーンの音楽などは読み手の想像に委ねるところが大きいけれど、映画では生身の人間がやることで、その瞬間を超えたいと思いました」とPV監督として活躍する三木監督ならではの手腕が発揮されたようだ。また、「キャスティングは、この人たちしかいないと思うくらい大満足です」とキャストを大絶賛した。
「ある朝スウプは」など独創的な世界観で知られる脚本の高橋は、「浅野さんから特に注文はなく、自分の作品をどんどん壊していってほしいという感じでした。漫画の言葉ってシナリオほど直接的でないので、原作の雰囲気を壊さないように気をつけました」と話した。
「ソラニン」はアスミック・エース配給で、2010年4月公開予定。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【魂に効く珠玉の衝撃作】「私が死ぬとき、隣の部屋にいて」――あなたならどうする?
提供:ワーナー・ブラザース映画
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー