豊川悦司「女装したい」と意外な願望明かす
2009年12月7日 18:12
[映画.com ニュース] 豊川悦司、薬師丸ひろ子が主演の「今度は愛妻家」の完成会見が12月7日、東京・有楽町の帝国ホテルで行われ、豊川と薬師丸のほかに共演の水川あさみ、濱田岳、石橋蓮司、行定勲監督が出席した。
映画は、02年に初演された同名ヒット舞台劇が原作。かつては売れっ子だったが今は仕事がなく、だらけた毎日を送っているカメラマン・北見俊介(豊川)と、大の健康マニアの妻・さくら(薬師丸)が、結婚10年目にある重大な局面を迎える姿を描く。
薬師丸は、初めて脚本を読んだ際は「心が震えた」そうで、コメディタッチの前半から意外な展開を見せる物語について「ドキッとして、そこからは切なかったけれど、ただ切ないだけではなく、ふとローソクの灯をともしたような幸せな気持ちになった」とほほ笑んだ。最初はわがまま放題だが、やがて妻を大切にしようと改心するダメ夫を演じた豊川は、「夫婦になると、記念日とかちょっとした言葉とかで恋愛する瞬間を作らなければいけない。そうすれば夫婦というのが楽しくなる。夫婦になるというのは、今後数10年、恋愛を作っていくことなんだと思った」と、独自の夫婦観を披露した。
一方、世話焼きなオカマの文ちゃんを演じた石橋は、「自分の美しさにしか関心がなかった。水川さんが非常にライバル心をもっていて、彼女との美しさの競い合いが毎日勉強になった。いいライバルです」と語って会場を沸かせた。“好敵手”水川は、「勝手に意識されてました(笑)」と苦笑い。石橋は、さらに「豊川君がやりたがっていた。替わってあげてもよかったけど」と暴露し、豊川も「すごいいい役だと思いましたよ。解き放たれた石橋さんを見ていると、うらやましくて。女装してえなと思いました(笑)」と、意外な女装願望を明かして盛り上げた。
「今度は愛妻家」は東映配給で2010年1月16日全国公開。
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