松田翔太「抜け出したい衝動」に強く共感
2009年11月25日 11:33

[映画.com ニュース] 第10回東京フィルメックスの特別招待作品「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」が11月24日、会場となる東京・有楽町朝日ホールで上映され、主演の松田翔太、高良健吾、安藤サクラ、大森立嗣監督が観客とのティーチインに参加した。
初監督作「ゲルマニウムの夜」が国際的に高く評価された大森監督の最新作。孤児院で兄弟のように育ち、低賃金でひたすら壁を壊す重労働を強いられるケンタ(松田)とジュン(高良)が、兄のいる北を目指して旅に出る姿を描く。
松田は、役どころに共感した点をたずねられ「具体的には分からないんです。どう言えばいいのか……現状から抜け出したいという衝動に共感した」と言葉を選びながら真摯に回答。一方の高良は、「本当の兄貴のように慕っていた」と松田との共演に思いをめぐらせていた。
また、「あえて役柄について情報は入れずに、健吾との芝居を楽しもうとした。ただ、(役作りを)何もしないというのは本当に大変だった」と松田。セリフの量の少ない役どころに臨んだ高良は、「あまり気にしなかったし、相手のすることに素直に反応しようと心がけた」と話した。ヒロインを演じた安藤は、大森監督の指示でクランクインまでに6キロ増量したそうで「腰が痛くなった」と明かしていた。
「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」はリトルモア配給で、2010年初夏から全国で公開。
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