広末涼子「ゼロの焦点」初日挨拶で西島との混浴秘話に赤面
2009年11月14日 15:21
[映画.com ニュース] 松本清張の生誕100年を記念して犬童一心監督が代表作を映画化した「ゼロの焦点」が11月14日、全国322スクリーンで公開。犬童監督をはじめ主演の広末涼子、中谷美紀、木村多江、西島秀俊は、メイン館となる東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇1で舞台挨拶を行った。
戦後の復興期を舞台に、新婚間もない夫の失踪の真相を探る妻の姿を軸に、自らの生き方を貫こうとする3人の女性の生きざまを描く社会派ミステリー。2月5日にクランクインしたが、犬童監督の製作への強いこだわりが4月のクランクアップの日程を1カ月も遅らせたという意欲作だ。
広末は、「これまでにも本当にたくさんの人たちが命を込めて映画を作る姿を見てきたけれど、今回は特に濃密な時間でした。映像の重厚さや光の加減も含め、こんなにも完成度の高い作品に携われたことは思い出に残ります」と感無量の面持ち。それでも、撮影を振り返り「物語の順番通りに撮影ができず、いきなり初日に中谷さんとのラストシーンだったり、西島さんとは初対面にもかかわらず入浴するシーンだったり……。役づくりどころじゃなかった」と赤面しながら犬童監督に“抗議”した。
一方の犬童監督は、「当時はお見合い結婚が多かったし、新婚さんといえど初対面みたいなもの。それにスケジュールは助監督の熊澤誓人君の担当だから、僕は従っただけ」とどこ吹く風。すると中谷が、「犬童監督というのは、青島幸男さんや森繁久彌さん、菅井きんさんが出演された『死に花』という映画では、朝の3時まで粘って撮影をしたという悪名高き人なんです。先輩が3時までなのだから、私たちは8時、9時は当たり前ですよ」とフォローしていた。