ブラッド・ピット、タランティーノから「地球最大のスター」と称賛される
2009年11月4日 17:22
[映画.com ニュース] ブラッド・ピット主演、クエンティン・タランティーノ監督作「イングロリアス・バスターズ」の来日会見が11月4日、東京・港区のザ・リッツ・カールトン東京で行われ、ピット、タランティーノ監督ほか、初来日の仏女優メラニー・ロラン、日本在住の女優ジュリー・ドレフュスが出席した。
第2次世界大戦時、ナチスに復讐を誓うユダヤ人の少女ショシャナ(ロラン)や、ナチス撲滅を使命とするアルド・レイン中尉(ピット)率いるユダヤ系アメリカ人による連合軍特殊部隊「バスターズ」の活躍を描く戦争ドラマ。ピットは今年、「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」のプロモーションに続いて約10カ月ぶり2度目の来日だが、会見場には報道陣400人が詰めかけ、変わらぬ注目度の高さを示した。
タランティーノ監督作に初出演のピットは、「タランティーノ監督が第2次大戦の映画を作るらしいという噂はずっとあって、ハリウッドでは神話のようになっていたけれど、まさかその作品が僕のところにくるとは思わなかった」としてやったりの表情。アメリカ人のピットやフランス人のロランなど、多国籍なキャストが入り乱れる現場について、ピットは「インターナショナルなキャストが、この映画をとてもリッチにしている。セットにはタランティーノのエネルギーがみなぎっていたし、言葉の違う役者たちが絆や理解を深め、みなが隣人になることができたことは僕にとっては豊かな経験になった。観客にとっても素晴らしい経験ができると思うよ」と自信をのぞかせた。
一方、配役を考え始めたとき、「アルド・レインにはすぐにブラッド・ピットが浮かんだ」というタランティーノ監督。「でも、何と言っても彼はこの地球上で最大のスターだから、やってもらえなかったら僕は大変なことになっていただろうね」とおどけながらも、「彼のキャリア最高の時期に一緒にできてうれしかった。存在感、スターとしてのポジション、年齢すべてがパーフェクトだ」と絶賛した。
また同作は、公開初日から4日間限定で、上映開始から1時間以内で退場した場合に鑑賞料金全額を返金するキャンペーンが実施されるが、タランティーノ監督は「やってやろうじゃないか。60分で退場するならどうぞしてくれ。残ったみんなで楽しむからね」と自信満々に語った。
「イングロリアス・バスターズ」は11月20日より全国公開。
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