「アバター」「T4」のサム・ワーシントンが、「マッドマックス4」に参戦
2009年10月26日 12:11
[映画.com ニュース] ジョージ・ミラー監督が、間もなくオーストラリアのシドニーおよびニューサウスウェールズ州内陸部の荒野で、メル・ギブソンの出世作である20数年ぶりのシリーズ第4弾「マッドマックス4(Mad Max 4: Fury Road)」の撮影をスタートさせるようだ。
豪デイリー・テレグラフ紙が伝えたもので、まだ非公式だが、噂になっていたオスカー女優シャーリーズ・セロンに加え、マックG監督作「ターミネーター4」とジェームズ・キャメロン監督作「アバター」(12月18日世界同時公開)という2大SF超大作に抜擢された地元のオーストラリア人俳優サム・ワーシントンの起用も本決まりとなった。
撮影は、傑作と呼び声高いシリーズ第2作の舞台となったブロークンヒルでの2010年6月のクランクアップまで30週間続けられる予定。プリプロダクション期間も加えると、完成まで2年半。不況の波をかぶるオーストラリア映画界にあって、ロケ地には経済効果をもたらし、540名分の雇用をつくり出す、一大景気対策プロジェクトなのだという。
プロデューサーでもあるミラー監督は、シドニーをハリウッドに対抗しうる世界有数の映画都市にしたい考えだ。彼の製作プロ、キャリッジワークスはこの「マッドマックス4」と同時に、アカデミー長編アニメ賞受賞作の続編「ハッピーフィート2」を製作中だ。