長澤まさみ、透視能力を使って見たい「見ちゃいけないもの」って?
2009年10月20日 21:59

[映画.com ニュース] 長澤まさみの主演最新作「曲がれ!スプーン」が10月20日、第22回東京国際映画祭の特別招待作品として上映され、会場の東京・六本木ヒルズで長澤ほか、監督の本広克行、共演の三宅弘城、志賀廣太郎らが会見を開いた。
劇団・ヨーロッパ企画の若手作家・上田誠による演劇「冬のユリゲラー」を映画化した本作は、長澤演じる超常現象番組ADの米(よね)と7人のひ弱な超能力者が繰り広げる室内コメディ劇。長澤以外の超能力者役のメインキャストはすべて小劇場で活躍する舞台俳優で、彼らとの共演について長澤は、「素敵なお兄さま方で、待ち時間はいい感じにゆるいのに、本番はピシッとしている。私もそんなお兄さんたちに負けないようにしなくちゃと、勉強になりました」とコメント。
映画出演経験がほとんどない舞台俳優たちも、長澤との共演を楽しんだ様子。透視能力を持つ筧役を演じたヨーロッパ企画の中川晴樹が「透視という男の夢のような能力を持ち、役の上でまさみちゃんをずっと眺められる幸せな役でした」と振り返りながら、「かわいい。大好きです!」と告白するなど、紅一点の長澤にメロメロだ。
また、もし超能力が得られるならどんな力が欲しいかという質問に、長澤は「透視です。見ちゃいけないものを見てみたい」と返答し、記者から具体的にと突っ込まれると、「クジ引きとか当てたいだけです(笑)」と照れ笑い。05年の「サマータイムマシン・ブルース」に続き上田原作の舞台劇を映画化した本広監督は、「信じることを忘れないという簡単なテーマを、ストレートに表現したかった」と作品に寄せる思いを語り、長澤も「夢の詰まった大笑いできる映画になりました」とPRした。
「曲がれ!スプーン」は11月21日全国ロードショー。
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