サム・ライミ監督をうならせた「スペル」日本版ポスターって?
2009年10月16日 11:34
[映画.com ニュース] 「死霊のはらわた」「ダークマン」などでカルト的人気を誇りつつ、「スパイダーマン」シリーズでハリウッドのトップ監督の座に上り詰めたサム・ライミが、久々に原点に立ち返り、恐怖を題材に描いたサスペンススリラー「スペル」。同作のアメリカ版とは異なるデザインの日本版ポスターを、ライミ監督自身がほめちぎっているという。
「スペル」は、不気味な老婆に逆恨みされ、呪いの言葉を吐きかけられたことから数々の恐怖に見舞われる女性クリスティン(アリソン・ローマン)の姿を描くもので、暗闇で突如恐ろしい老婆に襲われるなど、ショッキングなシーンが連続する。
日本版のポスターは、配給するギャガの「作品が『ショック』をテーマにしたエンターテインメントであることもあり、より『びっくり』を直接的に感じていただけるインパクトを意識した」という意向を反映して制作。主人公クリスティンが恐れおののいている顔がクローズアップされたビジュアルのインパクトは大きい。さらに、一見しただけでは見逃しがちだが、ポスターの左側の暗闇にクリスティンを襲う人影が密かに写り込んでいるのだ。
このポスターを見たライミ監督は、「Super Cool! 100枚は欲しいね」と手放しで絶賛したという。本国とは異なるポスターを日本独自に制作することは珍しいことではないが、監督のお墨付きをもらったこのポスターの集客効果に期待したいところだ。「スペル」は11月6日から全国で公開。