「ブレア・ウィッチ」現象再び?記録連発の超低予算ホラーが全米を席巻
2009年10月13日 20:19

[映画.com ニュース] 米パラマウント・ピクチャーズの超低予算ホラー「パラノーマル・アクティビティ(原題)」が、10月9日に全米で拡大公開され、記録的な興行収入をあげた。無名の監督がビデオカメラで撮影した作品であることから、世界中で現象を巻き起こした「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(99)の再来と目されている。
パラマウントの戦略により、9月25日から大学生街の限定館で深夜だけの上映を行ってきた同作は、ネット上の口コミで話題を呼び、この週末、ついに159スクリーンで通常上映。興行収入710万ドルを記録し、いきなり全米ボックスオフィス5位にランクインした。
この数字は、200スクリーン以下の上映作品としては、歴代1位の週末興行収入。それまでの最高は174スクリーンで370万ドルの「プラトーン」(87)だった。また、週末の1スクリーンあたりの平均興収でも、最高となる4万4440ドルを記録した。
同作は、オレン・ペリ監督が引っ越したばかりの新居で起きた超常現象をもとに、わずか1万5000ドルで製作。07年のスラムダンス映画祭などで上映され、当時パラマウントを拠点にしていたスティーブン・スピルバーグ監督のドリームワークスがリメイク権を獲得した。その後、ドリームワークスが同社を離脱後、パラマウントはリメイク企画をとりやめ、オリジナル版の公開に方向転換。そのままでも「大人が飛び上がるほど怖い」という試写の評価を受けての判断だった。
予定通りに大作並みの予算でリメイクされていれば、オリジナル版は単にDVDの特典映像となるはずだった。さらに上映スクリーン数を増やしていくと思われる同作の、今後の動きが注目される。日本ではプレシディオの配給で2010年公開予定。
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