松たか子が倉田真由美の“だめんず”論に感嘆 「ヴィヨンの妻」イベント試写
2009年10月3日 19:03

[映画.com ニュース] 第33回モントリオール国際映画祭のワールドコンペティション部門で根岸吉太郎監督が最優秀監督賞を受賞した「ヴィヨンの妻/桜桃とタンポポ」のイベント試写会が10月3日、東京・スペースFS汐留で行われ、主演の松たか子がトークショーに臨んだ。
「人妻試写会」と銘打たれ、約100人の既婚女性のためだけに行われた同試写会。放蕩の限りを尽くす夫を献身的に支える妻の姿を軸に描いた物語に絡め、トルネード・フィルムの叶井俊太郎社長と9月18日に入籍し、妊娠8カ月の漫画家・倉田真由美が特別ゲストとして参加した。
松は、モントリオール国際映画祭での上映後に、妻・佐知の役どころに多くの共感が寄せられたことについて「佐知の夫に対する愛が、耐え忍ぶ感じを漂わせなかったのかな。私は男性のことを違う生き物だと思っていますから、『ダメ』だと思ったことがないんですよ」と笑った。一方、人気漫画「だめんず・うぉ~か~」で知られる倉田は、「私の基準では、(浅野忠信演じる)大谷は思っていたほどダメじゃない。本当にダメな人って攻撃的になるけれど、かわいらしい風情が残っているし」と器の大きさを示した。
その後は、倉田の独壇場。劇中の大谷が夫・叶井と重なったといい、「つぶれそうな会社を経営しているので、ちょっとした金額を貸しているんですよ。借金を背負うのはイヤだけれど、彼が一文なしになったと考えたとき、背負ってあげてもいいかな? と思えたことに意味があると思った」と話し、客席を驚かせていた。さらに、「女性関係も激しい人だけれど、私は彼のあるがままを把握しているから妙な自信があるんです」と告白。これには松も「すごいなあ」と圧倒されっぱなしだった。
「ヴィヨンの妻/桜桃とタンポポ」は東宝配給で、10月10日から全国で公開。
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