「バベル」「21グラム」の脚本家が、待望の初監督「あの日、欲望の大地で」
2009年9月25日 12:00

[映画.com ニュース] 「アモーレス・ペレス」「21グラム」「バベル」で知られるメキシコの脚本家ギジェルモ・アリアガの長編監督デビュー作「あの日、欲望の大地で」が、今週末日本公開を迎える。主演に2人のオスカー女優、シャーリーズ・セロンとキム・ベイシンガーを迎え、3世代にわたる壮大な愛憎ドラマを紡ぎ上げたアリアガ監督に話を聞いた。
小説家として数作を書き上げた後に、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督とコンビを組んだ「アモーレス・ペレス」「21グラム」「バベル」の脚本で名を上げたアリアガ。本作でようやく長編監督デビューとなったが、10代の頃から映画監督になることを夢見てきたという。
「ずっとチャンスを待っていたが、私にはビデオクリップなどを含め映像を撮った経験が一切なかった。だが、技術的なものを補って余りあるものが見つかれば、自分にも出来ると思っていた。実際に撮ってみて思ったのは、技術的な問題は障害にはならないということ。ロバート・エルスウィット(撮影)やハンス・ジマー(音楽)ら、一流のスタッフがいれば、自分の思ったとおりのものが出来上がるんだよ。撮影前、友だちのプロデューサーには『自分の映画を作る時は脚本と俳優に専念しろ』と言われたが、本当にその通りだと思ったね。多くの監督は映像や技術のことに気をとられすぎていてカメラの目に立っているのが人間だということを忘れがちだけど、僕にとって、映画で一番重要なのは俳優の存在。だから彼らの演技に情熱を傾けたいんだ」
監督デビュー作とはいえ、これまで同様に脚本も手がけているアリアガ。本作でも、ポートランドの高級レストランのマネージャー・シルビア(セロン)と、その母親ジーナ(ベイシンガー)、そしてシルビアを訪ねる少女マリアという3世代にわたる3人の主人公を中心に、それぞれの時間・場所を交錯させながらストーリーを展開している。
「場所と時間をバラバラにさせて語るスタイルについては、意図的にそうしている。なぜかというと日常生活でもみんながそうしているから。普段、私たちは気づかないだけで、誰もが時系列とは関係なく、思いつくままに話しているんだ。だから私も考えるままに書いているだけのこと。『3』という数字については、意識してこだわっているわけではない。『バベル』では4つの舞台が登場するし、今回も4人の女性が登場する(笑)。ただ、私はマルクス主義の弁証法、つまりは正・反・合、または定立・反定立・総合という3段階の考え方をずっと学んできたので、もしかしたら『3』という数字に知らず知らずのうちにとらわれているのかもしれないね(笑)」
「あの日、欲望の大地で」は、9月26日ロードショー。
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