西田敏行、不安払拭で「火天の城」初日にウルウル。興収15億確実の出足
2009年9月14日 12:00

[映画.com ニュース] 西田敏行の主演最新作「火天の城」が9月12日、全国274スクリーンで公開。東京・銀座の丸の内TOEI1では、西田をはじめ、共演の福田沙紀、椎名桔平、田中光敏監督、主題歌を担当した中孝介が舞台挨拶を行った。
第11回松本清張賞受賞作で、第132回直木賞候補作の山本兼一の同名小説を映画化。戦国時代を舞台に、熱田の宮大工・岡部又右衛門が、織田信長に命じられた安土城築城に奔走する姿に焦点を当てた新感覚の時代劇だ。
西田は、登壇当初から感無量の面持ちで「スタッフ、キャストが全身全霊をこめて製作した作品。私の俳優キャリアにとって、最も好きな作品のひとつになった」と胸を張った。それでも、「今朝は、劇場にお客さんがひとりもいなかったらどうしよう、と思っていました。こうして皆さんの顔を見て、不安を一蹴できました」と胸中を吐露。時折目を潤ませながら話す姿に、場内からは喝采がおくられた。
信長に扮した椎名は、「長年の夢だった役どころ。自分なりの信長を、西田さんのお腹、いや、胸を借りて演じさせてもらった」と語り、大先輩に深々と頭を下げた。田中監督は、「又右衛門が安土城を3年で完成させたが、私たちは4年半かけて作り上げました。その苦労の成果をひとりでも多くの人に見てもらえるよう、協力してください」と訴えた。
配給の東映によれば、東京・大阪・名古屋・九州ともに好調な推移を見せており、興行収入15億円を確実とする出足を記録したという。
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