トニー・レオンも涙。「燃えよドラゴン」の悪役ハン、96歳で大往生
2009年6月8日 12:00

[映画.com ニュース] ブルース・リー主演作「燃えよドラゴン」(73)で悪役ハンを演じた、香港映画界のベテラン俳優シー・キエン(石堅)が、6月3日午後、香港の病院で家族に看取られながら、息を引き取った。96歳の大往生だった。
亡き彼の演技で忘れられないのが、「燃えよドラゴン」で演じた悪役Mr.ハン。孤島で武術大会を開き、ヌンチャクを持ったリーを相手に、鏡の部屋で鉄の爪を付けた熊手を武器に戦ったマーシャルアーツ系アクションは、映画史上の名シーンとなっている。
メイクアップアーティストとして映画界入りし、1940年に俳優デビュー。以後、香港映画界で350本もの作品に出演した。しかし、残念ながら、日本公開の作品は「燃えよドラゴン」のほか、「Mr.BOO! ミスター・ブー」(76)、「ヤング・マスター/師弟出馬」(80)、「アゲイン/明日への誓い」(90)など数えるほどしかない。
「インファナル・アフェア」「レッドクリフ」で知られるトニー・レオンは、香港の大衆紙・蘋果日報(Apple Daily)でシー・キエンに、「ずっと“キエンおじさん”の映画を見ながら育った。彼は、私がもっとも賞賛し崇拝していた俳優だった。そんなおじさんが亡くなって、とても悲しい」と哀悼のコメントを発している。
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