カンヌ映画祭の舞台裏で、女たちの熾烈な争いが勃発!?
2009年5月29日 12:00

[映画.com ニュース] 5月24日、オーストリアのミヒャエル・ハネケ監督の「ザ・ホワイト・リボン(原題)」に最高賞パルムドールを与えて無事閉幕した第62回カンヌ国際映画祭。しかし今度は、コンペティション部門の審査委員長を務めたフランス人女優イザベル・ユペールの悪評がメディアを騒がせているようだ。
同映画祭を取材した米ハリウッド・レポーター誌のロジャー・フリードマンのブログによると、24日のクロージングセレモニーで、本来は同じフランスの人気女優イザベル・アジャーニがパルムドールのプレゼンターを務めるはずだったが、ユペールがこれを阻止。自らその栄誉を奪い去ったというのだ。しかたなくアジャーニは代わりにカメラドール(新人賞)のプレゼンターを務めて、セレモニーが終わるのを待たずにさっさとカンヌを後にしたと伝えられる。
ユペールは、01年に同じハネケ監督の「ピアニスト」でカンヌの主演女優賞を獲得した間柄であり、自ら同監督を祝福したかったのかもしれない。審査委員長が直接パルムドールを手渡したのは、94年のクリント・イーストウッドと「パルプ・フィクション」のクエンティン・タランティーノ以来のことらしい。
しかもそれだけではなく、ユペールはセレモニーの壇上にほかの女優たちが上がることを嫌がり、そのせいでスタッフは、最終日までカンヌに残っている男優でプレゼンターを務めてくれる人物を急遽探すはめになったという報道もある。
ちなみに、今回の審査員団は、9人のうち5人が女優という異例のラインナップ。ユペール以外の顔ぶれはロビン・ライト・ペン(アメリカ/昨年の審査委員長ショーン・ペンの妻)、アーシア・アルジェント(イタリア/ダリオ・アルジェントの娘で監督としても活躍)、スー・チー(台湾)、シャルミラ・タゴール(インド)。審査員同士でもかなり揉めていたという話があり、その誰もがユペールは「最悪だった」と公言していたそうだ。
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