玉木宏&北川景子らが戦争に思いを馳せる。「真夏のオリオン」完成披露
2009年5月13日 12:00

[映画.com ニュース] 池上司の小説「雷撃震度十九・五」をベースに「亡国のイージス」「ローレライ」で知られる人気作家、福井晴敏が脚色した戦争アクション「真夏のオリオン」(篠原哲雄監督)の完成披露舞台挨拶が、5月12日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、主演の玉木宏、北川景子、堂珍嘉邦(ケミストリー)、平岡祐太、黄川田将也、太賀、鈴木拓(ドランクドラゴン)、吉田栄作、吹越満、益岡徹、福井晴敏、篠原監督が登壇した。
第2次世界大戦末期の太平洋を舞台に、互いに姿の見えない状況の中、知力体力を尽くした攻防を繰り広げる日本海軍のイ-77潜水艦と米国海軍駆遂艦の乗組員たちの姿を描く。
玉木は、自身が演じた冷静沈着な倉本艦長について「上に立つ人間はこうあるべきという人物。日本にもこういうリーダーがいれば変わっていくと思います」とアツいコメント。続いて「全員で生きて帰ろうという前向きな気持ちが描かれていて、戦争に対する先入観が壊れました」(北川)、「昔の人と今の人がどう違うのかを考えましたが、状況が違うだけで、結局“人は人”。戦争が起きて『生きたい』と願う気持ちは同じだと思ったので等身大で演じました」(平岡)など、それぞれが戦争に対する真摯な思いを語った。
そんな中、ドランクドラゴンの鈴木だけは「いつもはバーター(抱き合わせ出演)で出ていますが、今回はピンです(会場から盛大な拍手)。よくぞ逸材を見つけてくれたなと(笑)。僕の出演シーンはホワッとした感じになっているので、一服の清涼剤と思ってもらえれば」と自分のPRに必死だった。

最後に、監修を務めた福井は「今、日本は不況や新型インフルエンザなど大変な世の中。この映画を遠い昔の出来事と思うのではなく、登場人物たちが極限状態の中でどうやって生き抜こうとしたのか、笑って過ごしたのかを見て欲しいです」とメッセージを送った。
「真夏のオリオン」は6月13日より全国公開。
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