蟹江一平、結婚決意の真相を語る。「劔岳 点の記」トークショー
2009年4月30日 12:00

[映画.com ニュース] 4月29日、東京・有楽町で開催中の観光PRイベント「いこいこ!とやまワールド」で、富山県の立山連峰で撮影された映画「劔岳 点の記」のトークショーが行われ、山の案内人、山口久右衛門を演じた俳優の蟹江一平が登場した。蟹江は撮影中にプロポーズを決意し、先月結婚したことが明らかになったばかりだ。
「劔岳 点の記」は新田次郎の同名小説の完全映画化。明治40年、日本地図完成のために飛騨山脈(北アルプス)にある唯一の空白地点とされた標高2999メートルの山、劔岳(つるぎだけ)を目指した測量師たちの命を懸けた戦いを描く作品。日本映画界の名カメラマンとしても知られる木村大作監督のもと、07年から08年にかけて延べ200日間、立山連峰で過酷なロケが敢行された。
一歩間違えれば、谷底に落ちかねない危険な現場を振り返りながら蟹江は、「いつ死んでもおかしくないという特殊な状況で、人生のギアが入った。撮影が終わったら、プロポーズしようと決心しました」と結婚に至った経緯をコメント。また、共演した浅野忠信や香川照之らが、山深い現場で「早く嫁に会いたい」ともらす姿にも背中を押されたと語った。
「守るべきものがあると、人生に前向きになれますね」と新婚生活を語る蟹江に対し、トークショーに同席した石井隆一・富山県知事は「ぜひ新婚旅行で、富山に来てほしい」と熱烈アピールする一幕も。これには蟹江も思わず、照れた表情を浮かべていた。
「劔岳 点の記」は6月20日より全国公開。
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