韓国人気俳優チュ・ジフン、麻薬使用で書類送検。主演作「キッチン」公開延期
2009年4月30日 12:00

[映画.com ニュース] 韓国の人気俳優チュ・ジフン(26)が4月26日、麻薬管理法違反の疑いでソウル地方警察庁により書類送検された。これを受け、ジフン容疑者の主演作「アンティーク/西洋骨董洋菓子店」「キッチン/3人のレシピ」を配給するショウゲートは28日、「キッチン」の公開の延期を発表。すでに公開中の「アンティーク」に関しては予定通り続けるという。
報道によればチュ・ジフンは、昨年3月ごろ、知人の女優が日本から密輸入したドラッグ「エクスタシー」を2度ほど使用した疑いで起訴され、他にも複数の韓国芸能人が関与しているとみられており、捜査が拡大される見通しで、今後波紋を広げそうだ。
この後遺症でショウゲートは28日、同社のサイト上で声明を発表。東京、大阪、名古屋、川崎、千葉の各劇場で4月18日に封切られたばかりの「アンティーク」については、上映中の劇場で公開を続けるが、今後に封切り予定だった劇場については、各劇場と協議の上、決定していくとのこと。
また、5月30日から公開予定だった「キッチン」に関しては、全劇場において当面の公開を延期を発表。上映の有無については、今後関係各所と協議の上で決定するとしている。
元ファッションモデルのチュ・ジフンは、現代のシンデレラストーリーともいえるドラマ「宮(クン)/Love in Palace」(06)や、嵐の大野智主演で日本でもドラマ化された韓流ドラマ「魔王」(07)で大ブレイク。今年3月には「アンティーク」「キッチン」のプロモーションで来日し、同月30日に行われた「アンティーク」のプレミアイベントでは、チケット2000枚の定員に対し、約2万人から購入の応募が殺到する人気ぶりで、翌日にも都内で開かれた「キッチン」の来日記者会見に出席していた。
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