キャメロン・クロウ監督、パール・ジャムのドキュメンタリー映画製作へ
2009年4月17日 12:00
[映画.com ニュース] ロック映画の傑作「あの頃ペニー・レインと」(00)のキャメロン・クロウ監督が、2011年に結成20周年を迎える米オルタナティブ・ロックの雄、パール・ジャムのドキュメンタリー映画を製作することになった。同バンドが明らかにしたもの。
自身の体験を基にした「あの頃ペニー・レインと」でも描かれた通り、クロウ監督は15歳で米ローリング・ストーン誌の記者となった筋金入りのロックファン。なおかつパール・ジャムとの親交も深いことから、今回の人選はしごく妥当なものだろう。
両者の関係は、クロウ監督初期の作品「シングルス」(92)にさかのぼる。グランジ発祥の地シアトルを舞台にした青春群像コメディの同作には、まだブレイクする以前のパール・ジャムが、サントラへの楽曲提供のほか、マット・ディロン扮するキャラクター、クリフのグランジバンド「シティズン・ディック」のメンバーとしても登場していた。
20周年に向けてアルバムのリイシューなどさまざまなアニバーサリー企画を進めているパール・ジャムだが、今作もその一環として、貴重なアーカイブ映像をふんだんに盛り込んだ集大成的なドキュメンタリーになりそうだ。