オバマ、ヒラリー、ペイリン。キャラ揃いの08年米大統領選がTVドラマに
2009年4月15日 12:00

[映画.com ニュース] さまざまなドラマを生んだ08年の米大統領選を記録し、刊行前から話題のノンフィクション「Game Change: Obama and the Clintons, McCain and Palin, and the Race of a Lifetime」の映像化権を米HBOが獲得したと米バラエティ誌が報じた。
同書は、タイム誌のマーク・ハルペリンと、ニューヨーク誌のジョン・ハイルマンという2人の著名な政治ジャーナリストによる共著で、来年初頭にハーパー・コリンズ社から出版予定。両氏はこれまでにも何度か大統領選の取材にあたってきたが、今回ほど“濃い”キャラクターが揃った大統領選は過去に例がなく、個々の候補者の実像に迫った本を書こうと意気投合したという。
ドラマ化にあたっては、レオナルド・ディカプリオ主演「ブラッド・ダイヤモンド」(06)のチャールズ・リービットが脚色を手がけ、ハルペリンとハイルマンも監修に携わることになっている。オバマ対ヒラリーの予備選を「世紀のタイトルマッチ」と呼ぶリービットは、今作について、「『フロスト×ニクソン』や『クィーン』のように演劇的要素の強いものになるだろう」と語った。
なお、HBOはその「フロスト×ニクソン」「クィーン」の脚本家ピーター・モーガンが演出・脚本を手がけるビル・クリントン夫妻とトニー・ブレア夫妻のドラマ「ザ・スペシャル・リレーションシップ(The Special Relationship)」の権利も取得したばかりで、ここのところ政治ドラマづいている。
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