J・J・エイブラムス監督「スター・トレック」、シドニーで盛大なプレミア
2009年4月10日 12:00
[映画.com ニュース] 天才クリエイター、J・J・エイブラムス(「LOST」「M:i:III」)が監督としてリイマジネーションしたSF超大作「スター・トレック」(5月8日全米公開、29日日本公開)が、4月7日夜(現地時間)、オーストラリア・シドニーの“世界遺産”シドニー・オペラハウスで開催されたワールドプレミアで、ついにベールを脱いだ。
そのレッドカーペットには、エイブラムス監督、ジェームズ・T・カーク役のクリス・パイン、Mr.スポック役のザッカリー・クイントをはじめ、Dr.マッコイ役のカール・アーバン、スールー役のジョン・チョウら、一新されたUSSエンタープライズのクルーが勢揃い。また、悪役ロムラン人のネロを演じた地元オーストラリア出身のエリック・バナもイベントに華を添えた。
同作のストーリーは、往年のTVシリーズでおなじみのキャラクターたちの若き日の、USSエンタープライズのクルーになるまでを描く、言わば前日譚だ。エイブラムス監督は「『スター・トレック』の大ファンとして育ったわけではないので、(僕と同じように)観客が見た時に、(過去の作品を知らなくても)一本の映画として楽しめるように心がけた。アクション大作だが、物語の根底には情感に訴えるドラマがある」と胸を張った。
このワールドプレミアの一方で、全米配給を手がけるパラマウント・ピクチャーズは同日、カーク(パイン)とウフーラ(ゾーイ・サルダナ)がバーで出会う場面の動画「Shot of Love」を米MTV.comに、Dr.マッコイが登場する動画「Disease and Danger」を米Yahoo!に、翌8日にはエンタープライズ内でのスコッティ(サイモン・ペッグ)とMr.スポックの初対面の場面の動画「Spock Meets Scotty」を米Colliderに、それぞれ小出しにして初公開した。1カ月後の全米公開に向け、マーケティング戦略は万全のようだ。