さとう珠緒の母性をくすぐる、ギョーム・ドパルデュー主演「ベルサイユの子」
2009年4月8日 12:00
[映画.com ニュース] 昨年10月に肺炎による合併症のため37歳の若さで亡くなった故ギョーム・ドパルデュー(「ポーラX」「ランジェ公爵夫人」)の主演作「ベルサイユの子」のイベントが、4月7日、東京・銀座のシネスイッチ銀座で行われ、タレントのさとう珠緒が登場した。
本作は、パリ郊外にある世界遺産ベルサイユ宮殿のはずれの森で暮らすダミアン(ドパルデュー)と、母親に森に置き去りにされた5歳の男の子エンゾ(マックス・ベセット・ドゥ・マルグレーブ)が、成り行きで生活を共にするうちに親子以上の絆で結ばれていくというストーリー。
すっかりブリッ子キャラが定着しているさとうだが、実はかなりの映画通だそうで、「高校生の時、この映画館に『アデルの恋の物語』(フランソワ・トリュフォー監督)を見にきた記憶があります。素敵な人がいればいいけど、わりと1人で映画を見て、映画の雰囲気に浸りながら帰るのが好きなんです」と、意外な一面をのぞかせた。映画については、「子役のかわいさに母性をくすぐられました。ギョームは渋くて小汚くてもカッコいい。日本男性が汚いと、本当に汚いだけになってしまうんですけどね」と、微笑みながらも辛口コメントで会場の笑いを誘った。
この日はドパルデューの誕生日ということもあり、会場では彼を偲びつつ、特大バースデーケーキで亡き俳優の38歳の誕生日を祝った。
「ベルサイユの子」は5月2日公開。