黒木メイサは「かわいいだけの女優じゃない」。「昴」監督が絶賛
2009年3月19日 12:00

[映画.com ニュース] 黒木メイサ主演のバレエ映画「昴 スバル」でメガホンを取ったリー・チーガイ監督。98年の「不夜城」に続き、日本の原作を日本人キャストで映画化した監督に話を聞いた。
映画は、曽田正人の同名人気コミックが原作。黒木が演じる孤高の天才バレリーナ、宮本すばるの苦悩と成長を描いた物語で、主人公すばる役に黒木を選んだ理由を、監督はこう語る。
「すばるは生まれついての踊りの天才ですが、そうした資質以外にも特別なものを持っていて、一匹狼のようなところがあります。漫画や小説と違い、映画では尺も限られているので、一目見て、そのキャラクターの持っているものを観客に納得させなくてはいけない。黒木さんにお会いした時は第一印象で直感が働き、すばる役にフィットする存在感を感じました。彼女は、いわゆる“かわいい”だけの女優ではなく、何か特別な資質がありました」
バレエ未経験だった黒木は猛特訓を積み、ほとんど吹替えなしで踊っている。監督もそんな彼女を、「本当にプロフェッショナル」と手放しで絶賛。「最近の若い俳優や10代のアイドルなどは努力しない人が多い。黒木さんの仕事に臨む姿勢は素晴らしく、今まで仕事した女優さんの中でも最も努力家の1人だと思います」

また、本作の魅力であるバレエシーンを演出するうちに、監督自身、バレエに対する見方が大きく変わったそうだ。
「もちろん何度か見たことがありましたが、大ファンというわけではありませんでした。むしろ、バレエはすでに死んだ芸術だとすら思っていました。『白鳥の湖』や『ジゼル』『眠れる森の美女』といった、限られたストーリーを繰り返しているだけだと。しかし、この映画のためにバレエ公演に足を運んだことで、ダンサーたちが作り出す美しい芸術として、理解できるようになりました。生きた人間が踊り、演じ、彼らが注ぐ情熱やエネルギーを感じることができて、バレエに対する見方が全く変わりました」
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