「相棒」スピンオフ「鑑識・米沢守の事件簿」が完成!
2009年3月10日 12:00
[映画.com ニュース] 昨年5月に公開され、興収44億円をあげる大ヒットを記録した「相棒 劇場版/絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」。その大ヒットを受けて、「相棒」シリーズ初のスピンオフ作品として製作された映画「鑑識・米沢守の事件簿」(長谷部安春監督)の完成披露試写イベントが、東京・新宿の新宿バルト9で行われ、主演の六角精児、萩原聖人、紺野まひる、益戸育江(高樹沙耶から改名)、本作の主題歌を担当したエレファントカシマシの宮本浩次、そして「相棒」シリーズの主役・杉下右京役の水谷豊らが来場した。
本作は、「相棒」シリーズの主役である警視庁特命係の杉下右京(水谷)&亀山薫(寺脇康文)の“相棒”コンビに次ぐ人気キャラクターの鑑識係・米沢守(六角)を主人公としたサスペンスドラマ。日活出身のベテラン長谷部安春監督の長男ハセベバクシンオーによる「相棒シリーズ 鑑識・米沢の事件簿 幻の女房」(宝島文庫刊)を原作に、東京・千束署の相原刑事(萩原)とともに、数年前に家出した元妻(紺野)を探す米沢の活躍が描かれる。
高校時代から演劇を始め、役者人生30年の46歳にして初の映画主演を務めた六角は「最初は僕が主役になるといっても誰も信じてくれなかったが、少しずつ具体的になると僕の周りはみな応援してくれるようになった。主演だからといって特に変わることはなく、TVシリーズの米沢を余計な力を入れずにそのまま出せればいいと思っていた。長谷部監督や豊さんをはじめとするスタッフ・キャストの皆さんに感謝の気持ちでいっぱい」と感無量の面持ち。
シリーズを通しての主役・水谷も「映画になる前からこの『相棒』の各キャラクターには、誰の話を作ってもそれぞれに面白いストーリーがあって、誰に光が当たってもいい作品が出来ると思っていた。なので今回は、それが六角の演じる米沢守だったということだと思う。こうやってスピンオフが製作されるのは、俳優人生でなかなか経験できない稀なことで、うれしい限り」と笑顔で喜びを語っていた。
「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」は3月28日全国ロードショー。