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第59回ベルリン映画祭閉幕。金熊賞はペルー映画「悲しみの乳」

2009年2月17日 12:00

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[映画.com ニュース] 2月14日夜(ドイツ時間)、第59回ベルリン国際映画祭コンペティション部門の授賞式が行われ、最高賞の金熊賞には、クラウディア・リョサ監督のスペイン・ペルー合作映画「ザ・ミルク・オブ・ソロー(悲しみの乳)」が輝いた。

同作は、80年代・90年代の20年間に7万もの人々が犠牲になったペルー内戦を背景に、たくましく生きる女性たちを描くドラマ。内戦でレイプされた母親のもとで育てられた女性ファウスタを主人公にした物語で、表題はファウスタの母親が授乳を通じ、娘に悲しみを伝えたことを意味する。

コンペ部門の審査員は、女優ティルダ・スウィントン(イギリス)を筆頭に、映画監督イサベル・コイシェ(スペイン)、映画監督ウェイン・ワン(アメリカ)ら7氏だった。

ペルーで作られた映画が、国際的な映画祭で受賞するのは初めてのことで、審査員長スウィントンから金色に輝く熊形のトロフィーを手渡されたリョサ監督は、「これ(トロフィー)はペルーの、私たちの国のためのもの」と喜びを爆発させて喜んだ。

次点の銀熊賞審査員グランプリは、ドイツの女性監督マレン・アデの「エブリワン・エルス」と、ウルグアイのアドリアン・ビニアエス監督の「ギガンテ」。

今年の映画祭では、女性監督や南米映画の躍進が目立ち、ハリウッド映画でおなじみのスターや映画監督は一人も選ばれなかった。第59回ベルリン国際映画祭コンペ部門の主な受賞者リストは以下の通り。

▽金熊賞(最優秀作品賞) 「ザ・ミルク・オブ・ソロー」(クラウディア・リョサ監督)
▽銀熊賞(審査員グランプリ) 「エブリワン・エルス」(マレン・アデ監督)&「ギガンテ」(アドリアン・ビニエス監督)
▽銀熊賞(最優秀監督賞) アスハール・ファルハディ監督(「アバウト・エリー」)
▽銀熊賞(最優秀女優賞) ビルギット・ミニヒマイヤー(「エブリワン・エルス」)
▽銀熊賞(最優秀男優賞) ソティギ・クヤテ(「ロンドン・リバー」)
▽銀熊賞(最優秀脚本賞) オーレン・ムバーマン監督ら(「ザ・メッセンジャー」)
▽アルフレッド・バウアー賞(革新賞) 「ギガンテ」&「タタラーク」(アンジェイ・ワイダ監督)

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