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椎名桔平が思わずネタバレ?松雪泰子主演「余命」、妊婦プレミア上映会

2009年1月22日 12:00

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主人公のせつない決断に涙
主人公のせつない決断に涙

[映画.com ニュース] 「海猫」の映画化でも知られる作家・谷村志穂の同名小説を映画化した「余命」(2月7日公開)のプレミア上映会が、1月21日、東京・新宿の新宿バルト9で行われ、主演の松雪泰子椎名桔平、監督の生野慈朗が舞台挨拶を行った。

38歳の外科医・滴(松雪)は結婚10年目にして待望の子供を授かるが、以前患った乳ガンが再発してしまい、出産を諦めるか、ガンの進行を早めてでも出産するかという苦渋の選択を迫られる。

当日会場には、妊娠・出産が映画の重要なテーマとなっていることから約50名の妊婦が招待された。出産経験のある松雪は、「決断を迫られる主人公の心理状態を表現するのはとても難しく、未だにどんな選択が正しいかは分かりません。当たり前のことがいかに尊いことか感じられるポジティブな作品です」とその難しい役どころについて語った。生野監督も、「題名からは悲しい話が連想されるが、生きるということの力強さを感じ取ってもらえればうれしい」とあくまで希望を描いた作品であることを強調。一方、松雪の夫役を演じた椎名は、映画の結末についてネタバレ発言をしてしまい、動揺しつつも「今日は日常のありがたさを、お家までお持ち帰り頂きたいと思います」と観客にメッセージを送った。

舞台挨拶後、これまで全国各地から集められたチャリティ試写会の売上げの一部を日本対がん協会へ寄付する贈呈式が行われ、乳ガンの早期発見・治療の重要性を訴えた。

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