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一条ゆかり「プライド」主演ステファニーと満島の“プライド”は?

2009年1月9日 12:00

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実際は超仲良しの2人
実際は超仲良しの2人

[映画.com ニュース] 人気漫画家・一条ゆかりのデビュー40周年記念として映画化された「プライド」(金子修介監督)。1月17日の公開に先駆け、オペラ歌手を夢見て火花を散らす2人のヒロインを演じた演技初挑戦の歌手ステファニーと、女優・満島ひかりに話を聞いた。

美貌と才能に恵まれ、決してプライドを失わないお嬢様の史緒(ステファニー)と、貧乏な家庭に育ち、夢のためならプライドもかなぐり捨てる萌(満島)。育ちも性格も正反対の2人が、オペラ歌手という共通の夢によって出会い、ライバル同士として熾烈なバトルを繰り広げる。

演じたキャラクターはかなり強烈だが、2人は「私なら史緒を蹴落とすためにあんな嫌がらせはしないと思うけど、アイドル時代はそういう経験をしたりされたりとたくさんあったので(笑)、いろいろ生かすことができました」(満島)、「史緒も萌も、自分のしたいことがはっきりしていて、2人の真っ直ぐさに元気をもらいました」(ステファニー)と共感を示す。

画像2(C)2008プライド製作委員会

そんな2人は撮影時も互いに切磋琢磨し合っていたそうで、「芝居って演技の前に“人間力”が求められると思う。だから歌と真摯に向き合うステファニーは心配要らなかった。逆に『のまれるかも……』と不安になって、クライマックスで2人が対決するシーンはホントに腹立って『ムカつく~!』と言っちゃったぐらい(笑)」と満島が言うと、ステファニーも「そう言われてうれしかった!」と笑いながら、「ひかりちゃんを見ていて、どういうスタンスでお仕事してるのかとかいろいろ勉強になりました」と語り、口を揃えて史緒と萌のようなライバル関係をうらやんでいた。

最後に2人にとっての“プライド”を尋ねると、満島は「ないです」とキッパリ。「自分がいま感じていることを表現できるのは芝居だけど、もしかしたら小さい頃の夢だった小説家になるかもしれないし、別のことをするかもしれない。そういう意味では“表現すること”がプライドかな」。一方、ステファニーは「私はやっぱり歌ですね。中学生から歌手になることを夢見てがむしゃらに練習してきた。それが私にとっての一種のプライド! あ、いま史緒が乗り移ってますね(笑)」


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