北乃きいが初恋を語る。北川悦吏子の初監督作「ハルフウェイ」試写会
2008年12月10日 12:00

[映画.com ニュース] 「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」など数多くのヒットドラマを生み出してきた脚本家の北川悦吏子による初監督作「ハルフウェイ」の完成披露試写会が、12月9日、東京・麹町のTOKYO FMホールで開催され、主演の北乃きい、岡田将生、北川監督、プロデューサーを務める岩井俊二が登壇した。
北海道の高校に通う高校3年生のヒロ(北乃)は、ふとした出来事から片思いしていたシュウ(岡田)に告白され、晴れて付き合うことに。しかし地元の大学に進学するヒロに、シュウは東京の早稲田大学に進学するつもりであることを告げられず……。
高校生の切ない恋模様を描いた監督は、主演の北乃と岡田について「シナリオ(にあるセリフ)が終わった後も2人はずっと役に入り込んでいて、『バカヤロウ』と叫んだり、それに喚き返している姿がすごい迫力で、見ていて思わず泣いてしまった」と2人の演技を絶賛。撮影中はカットがかかった後もカメラを回し続けていたとのことで、そんな中で生まれたエピソードを語った監督だったが、演じた本人たち曰く、監督のカットの声が聞こえなかったそうで「私たちは監督のカットをずっと待ってたんです……」と言いにくそうに明かしていた。
監督やキャストの初恋について質問が及ぶと、北乃が「今日は父が来ているので言いにくいのですが、保育園の時にお父さんに似ている男の子を好きになりました」と照れながら語ると、岩井が「お父さんに似てる園児ってどんなだよ?」ツッコミを入れる一幕も。そんな岩井自身は「中学生の時のクラスメイト」が初恋の相手だったことを明かし、「付き合えた訳でもなく、ただ意識しただけだったが、その後大人になってあの頃叶わなかった夢を映画にしている(笑)」としみじみ語っていた。
舞台挨拶の後には、本作の音楽監督を務めた小林武史と歌手のSalyuが登場し、主題歌「HALF WAY」を披露した。「ハルフウェイ」は09年2月公開。
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