シガニー・ウィーバーが60歳にして「エイリアン」に復帰か?
2008年12月9日 12:00

[映画.com ニュース] シガニー・ウィーバーが主演したSFアクション「エイリアン」シリーズが、1979年にリリースされた第1作から09年で30周年を迎える。
「エイリアン4」(97)まで主役のエレン・リプリーを演じたウィーバーはかねてより、「エイリアンVS.プレデター」(04)と続編「AVP2」(07)について、「ひたすらクリーチャーだけを見せ物にして過剰露出した次元の低い作品」と苦言を呈しているが、このほど彼女自身が米MTVの取材に答え、第1作の監督リドリー・スコットと再タッグを組んで、新たな「エイリアン」シリーズを構想中であることを明かした。
「リドリー・スコット監督は『エイリアン5』の構想を始めた時、『私たちはまず原点に立ち戻らなければならない』と語ったわ。リプリーにはまだ語られていないストーリーがたくさんあると、私たちは確信したのね」と告白したウィーバーは、「リプリーのようにクローンとして再生され、いくつもの人生を送ることができるキャラクターなら、彼女を主人公にしたまったく別のSF映画だって作れるはず。そういうポイントに注目したのね」と企画段階にあることを明かした。
MTVによると、ウィーバーが語っている続編とは、エレン・リプリーというキャラクターを際立たせた“リプリー映画”で、もしかしたらエイリアンが1体も登場しない作品になるかもしれない、と結論づけている。「エイリアン2」でアクションヒロインの第一人者となったウィーバーだが、来年ちょうど60歳になるだけに、はたして本当に企画が実現するのか注目される。
ちなみにウィーバーは、先週末に日本でも公開されたピクサー・アニメ「ウォーリー」(公開中)でも小さな役で声の出演をしている。宇宙船の内蔵型コンピュータ(人工知能)の声なのだが、それはピクサーらしく、エレン・リプリーへオマージュを捧げた、SFファンならニヤリの配役だった。

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