イタリアのマフィア映画「ゴモラ」がヨーロッパ映画賞受賞!
2008年12月8日 12:00

[映画.com ニュース] ヨーロッパの優秀映画を選ぶ映画賞、第21回ヨーロッパ映画賞の授賞式が12月6日、デンマーク・コペンハーゲンで開催され、マッテオ・ガローネ監督のマフィアを描いたイタリア映画「ゴモラ」が、作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞、撮影賞の5部門を受賞した。
同作は、マフィア側から殺人予告を受けているため、警察に2年間も匿われているイタリア人作家ロベルト・サビアーノのノンフィクション小説「死都ゴモラ」が原作。イタリアのマフィアを克明に描いた作品で、今年のカンヌ国際映画祭でパルムドールに次ぐグランプリを受賞している。
主演男優賞を受賞した「ゴモラ」の主演男優トニ・セルビッロは、前作「Il Divo」(パオロ・ソレンティーノ監督)で元首相ジウリオ・アンドレオッティを演じているイタリアの国民的名優だ。
また主演女優賞には、「I've Loved You So Long」(フィリップ・クローデル監督)で15年間も投獄された女性を演じた、イギリスの女優クリスティン・スコット・トーマスが受賞。彼女は米アカデミー賞でも主演女優賞ノミネートされるのではと下馬評が高い。
なお、名誉賞は、「007/慰めの報酬」のMで知られるイギリス人女優ジュディ・デンチと、“ドグマ”を提唱したデンマークのソーレン・クラウ・ヤコブセン、クリスチャン・レブリング、ラース・フォン・トリアー、トーマス・ビンダーゼアの4監督に贈られた。
ちなみに、昨年のヨーロッパ映画賞はカンヌ映画祭パルムドールを受賞したクリスティアン・ムンジウ監督のルーマニア映画「4ヶ月、3週と2日」だった。近年では同賞の価値は、カンヌ、ベネチア、ベルリンの3大映画祭の各映画賞と並ぶほど高くなりつつある。
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