キム・ギドク監督がオダギリジョーの知られざる一面を暴露!「悲夢」会見
2008年11月21日 12:00

[映画.com ニュース] 「サマリア」「うつせみ」で知られる韓国の鬼才、キム・ギドク監督の最新作「悲夢(ひむ)」の記者会見が、11月20日、東京・渋谷のセルリアンタワーで行われ、主演のオダギリジョーとギドク監督が出席した。
本作は、別れた恋人の夢を見る男ジン(オダギリ)と、ジンの夢の通りに行動する女(イ・ナヨン)が出会い、運命に翻弄されながらも切ない恋に落ちるというラブストーリー。
ギドク監督の大ファンだったというオダギリは、監督を“親友”と称し「これまで監督という立場にある人とは一定の距離を保っていた。でも、ここまで(監督と)仲良くなったのは初めて。撮影より、酒を飲んでる時間の方が長かったぐらい」と念願の初タッグを振り返った。一方、監督は現場でのオダギリについて話が及ぶと「『監督が2人いるのでは?』と思うぐらい、シナリオを読み込んでいた。一生懸命な姿に恐怖を覚えることもありました(笑)。現場にノートパソコンを持ち込んでいた俳優は初めてかも」と暴露。これを聞いたオダギリは「企業秘密ですが……」と苦笑しながら、「いつも現場では、ノートPCに台本の構成や流れを自分が分かるように組み立てています」と監督経験(未完成な映画「さくらな人たち」などがある)もある彼ならではのこだわりを明かした。
“夢”が重要なモチーフになっている本作だが、オダギリ自身も夢には興味があるそうで「20代前半から夢日記をつけていて、読み返すとブッ飛んでいて面白い。一番笑ったのが“アもたれ”と書いてあったところ。アントニオ猪木の食べ過ぎで胃がもたれる夢だった」とコメントし、会場は大爆笑。
また、本作の撮影直前にオダギリが入籍したことも話題になり、オダギリが「海外ロケで遠く離れるとそのぶん、お互いのことを気遣えるから悲しい夢にはならない。何事も思いやりが大切だと思う」と語ると、監督も「私に出来ることは“監視”ぐらいでしたが(笑)、その心配も要らないほど芝居に打ち込んでくれた」と、結婚を糧に役者としてさらなる飛躍を遂げたオダギリを讃えた。
「悲夢(ひむ)」は09年2月初旬より公開。
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