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ベン・スティラーが大爆笑の来日会見!「トロピック・サンダー」

2008年11月21日 12:00

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意味不明なルー語に、スティラーも苦笑い?
意味不明なルー語に、スティラーも苦笑い?
Photo: Yayoi Hori

[映画.com ニュース] ベン・スティラージャック・ブラックロバート・ダウニー・Jr.という今のハリウッドを代表する個性派スター3人が競演したコメディ映画「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」のPRのため、監督・脚本・原案・製作・主演と1人5役を担当したスティラーが来日。11月20日、東京・日比谷のザ・ペニンシュラ東京にて、本作のスペシャルサポーターを務めるルー大柴とともに来日記者会見を行った。

まずは、「ミート・ザ・ペアレンツ」(00)以来、8年ぶり2度目の来日を果たしたスティラーに対し、ルー大柴が1人5役を務めたことに敬意を表して「一石ファイブバード(一石五鳥)」と書かれた掛軸をプレゼント。ルーがボディランゲージとルー語を織り交ぜて、一石五鳥の意味を説明すると、スティラーは「僕がたくさんの鳥を殺すわけだね」と答え、どうにか理解した様子だった。

ズーランダー」(01)以来となるスティラー監督・主演による本作は、東南アジアが舞台の戦争大作に出演している落ち目のアクションスター(スティラー)、下ネタ専門のコメディアン(ブラック)、やり過ぎ演技派俳優(ダウニー・Jr.)の3人が、ひょんなことから本物の戦場に迷い込んでしまい、そこから脱出を図るというストーリー。ドタバタコメディであると同時に、ハリウッドの映画業界を痛烈に風刺した作品でもある。

リスキーな題材であると知りつつも、本作を製作したスティラーは「僕自身は自分たちをおちょくること自体が大好きで、(このような映画を作ることは)ある種のセラピーになっている。実際に劇中に登場するようなエージェントやプロデューサーもいて、クレイジーな業界ということは確かだが、こういう映画が作られることは健全だと思う」と振り返った。

また、劇中で自身が演じるスター俳優と同様にオスカーをほしくなることはないのか?との問いには「この映画を撮ったことで僕のチャンスはゼロになったと思うけど(笑)、コメディでもアカデミー賞に認められる時代になってほしい。今、ロバート・ダウニー・Jr.が(この映画で)オスカー候補になるのではと噂されているけど、今回の彼の仕事はピーター・セラーズの域に達している。本当に素晴らしかった」と答え、同い年の盟友を讃えた。

会見第2部には、そのロバート・ダウニー・Jr.ならぬロバート・ダウ“ルー”・Jr.(ルー大柴)とトム・クルーズのそっくりさんが登場。すっかりスター俳優になりきったルーは、「最近のアメリカ映画はリトル・ビット・ダウンして(少し落ち込んで)元気ないから、来年はスリー・オア・フォー(3つ4つ)くらいのムービーに出て、身をパウダー(粉)にして頑張りたいね」とルー語全開でコメントし、会場を笑いに包んだ。

トロピック・サンダー/史上最低の作戦」は11月22日より、全国ロードショー。

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