オタクの巨匠・村上隆が映画事業に参入!「誰も死なない」、アキバで会見
2008年11月11日 12:00

[映画.com ニュース] ルイ・ヴィトンとのコラボーレーションなど世界の第一線で活躍するクリエイター、村上隆が率いるアーティスト集団“カイカイキキ”の映画事業参入第1弾「誰も死なない」の製作発表が、11月10日、東京・秋葉原の秋葉原UDXシアターにて行われ、製作総指揮の村上隆、監督のミスター、出演の前田希美、和田瞳、鈴木瑠華、小西悠加、しほの涼が登壇した。
映画は、サバイバルゲームに夢中な5人の女子中学生が、一度は敗北を喫した強敵チームにリベンジを誓い、再対決に向けて一致団結していくというショートムービー。100名の中から選ばれた5人のキャストが、監督自らデザインしたオタク文化とミリタリーを融合させたポップなデザインの戦闘服を身にまとい、BB弾を乱射している。
村上は、「アートの文化にあまり馴染みのない日本で、映画という形を借りればより多くの観客にメッセージを伝えられると思い、長い間チャンスをうかがっていた」と映画製作に至った経緯を説明。村上が監督した映画の予告編も同時に発表され、本格的な映画参入をアピールしたが、「通常の映画産業とリンクするつもりはない。あくまでオリジナリティあるものに徹する」と、アーティストとしてのスタンスを崩さないことを強調した。村上の一番弟子と言われるミスター監督は海外でも評判の売れっ子アーティストだが、極度の緊張のせいかたどたどしい口調で質疑応答に四苦八苦し、村上が「ジミー(大西)ちゃんの全盛期みたいなものなんです。(作品のことを)考えていないわけじゃないんで許してやってください」とフォローして、会場は笑いに包まれた。
5人のキャストは劇中で着用しているミニスカートの制服姿で登場し、チームのリーダー役を演じた前田は、「“萌え”と“サバゲー(サバイバルゲーム)”がすごくマッチングしていて、とってもかっこかわゆすなところが見どころです!」としょこたん風に映画をPR。監督は、「少女の思春期や不幸を描こうとしたが、やっていくうちに死ではなく生、生きる!という方向に持っていけたことが良かったと思う」と何とか言葉を振り絞り、会見を締めくくった。
「誰も死なない」は東京・下北沢のトリウッドで11月22日より公開。
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