J・J・エイブラムスのテコ入れが効いた?新ドラマ「フリンジ」がシリーズ化
2008年10月3日 12:00
[映画.com ニュース] 9月に放送がスタートしたJ・J・エイブラムス制作の新ドラマ「フリンジ」が、シリーズ化されることになった。
「フリンジ」は超常現象に直面した女性FBI捜査官(アナ・トーブ)が、精神病院にいる天才科学者のウォルター・ビショップ(ジョン・ノーブル)と、疎遠になった息子のピーター・ジャクソン(ジョシュア・ジャクソン)の力を借りて、事件を解決していくというストーリー。
同番組を放送するFOXは、エイブラムスの製作会社バッド・ロボットにシーズン1の残りの9話の制作を発注。これでシーズン1のすべてのエピソードが制作されることになった。「フリンジ」は第1話こそ平均視聴者数913万人とまずまずの成績だったが、第2話は1327万人に急増。とくに18歳から49歳の視聴者層の支持率が高く、直後に放送される「Dr.HOUSE」と合わせてFOXの看板番組となりつつある。
また、第1話に関しては批評家の評価が芳しくなかったものの、これまで放送された4話のうち3話の脚本執筆にエイブラムスが参加するなど、エイブラムス自らがテコ入れに加わってからは評価が上向いている。もっとも、エイブラムスが深く関わることにより、エイブラムスが企画した「LOST」や「エイリアス」などの人気ドラマと同様、連続性が強まっており、皮肉にも当初目指していた「中毒性の低いドラマ」からは遠ざかっているとの声もある。