北野武監督がギリシャの映画祭で名誉賞!「アキレスと亀」初日に吉報
2008年9月22日 12:00

[映画.com ニュース] 今年8月のベネチア国際映画祭でも絶賛された北野武監督の最新作「アキレスと亀」が9月20日に初日を迎え、東京・テアトル新宿にて、主演も務めた北野武監督とヒロイン役の樋口可南子が舞台挨拶を行った。
今月11日に開催された完成披露試写会で「事務所(オフィス北野)が傾いた」と発言して世間の注目を集めた北野監督は、「冗談で言ったのにマスコミが本気にしやがった。今の話題はリーマン・ブラザーズかウチの事務所。おかげで銀行からは取引中止を言い渡され、事務所が入ってるビルのオーナーからは前家賃を請求された。でも政府の手が入るってことなんで」とまたもや冗談を飛ばしまくり、客席は大爆笑。一方の樋口は「監督と一緒に長い長い旅をして今日にたどり着きました」と初日を迎えた喜びを感慨深そうに話した。
同作では北野監督自身の手によるアートの数々も見どころの一つ。北野監督は「我々が若い頃は横尾忠則さんや寺山修司さんの時代で、怪しいのがいっぱいあってね。『ハプニングが起こります』とか言うので行ってみると“大駱駝艦”の麿赤児さんが白塗りで踊っていたり(笑)。よく分からないことをやってアーティストだって言い張ってた時代だから、そのパロディをやってみたんだ」と、劇中で真知寿と幸子が体を張って挑んでいるアートは実体験にヒントを得ていることを明かした。
また同日、11月14日より開催される東ヨーロッパ最大の映画祭であるギリシアのテッサロニキ映画祭で、北野監督が名誉賞の「ゴールデン・アレクサンダー賞」を受賞することが発表された。映画祭では「アキレスと亀」が上映され、北野監督も現地入りする予定。「アキレスと亀」は現在公開中。
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