スティーブン・スピルバーグ監督に盗作容疑で起訴状
2008年9月10日 12:00

[映画.com ニュース] スティーブン・スピルバーグ監督が盗作容疑で訴えられた。問題となっているのは、スピルバーグが運営するドリームワークスが製作した「ディスタービア」(07)で、アルフレッド・ヒッチコック監督の名作「裏窓」(54)と酷似しているとして、「裏窓」の原作者コーネル・ウールリッチの著作権利管理者が訴えを起こしたもの。
「ディスタービア」は、学校で教師を殴ってしまい3カ月の自宅軟禁処分を言い渡された高校生(シャイア・ラブーフ)が、退屈しのぎに近所の家をのぞき見するうちに殺人事件に巻き込まれるという物語。一方の「裏窓」は、足を骨折し自宅療養中のカメラマン(ジェームズ・スチュワート)が、時間を持て余して向かいのアパートの住人をのぞき見していたところ、殺人と思しき事件に遭遇する。両作品は自宅軟禁になるきっかけと、主人公の年齢設定が異なっているものの、プロットは非常に似通っている。
原告側は、ニューヨークの連邦裁判所に提出した訴状において、この両作のプロットを「本質的には一緒」と指摘しており、ウールリッチの著作権が侵害されたと主張。被告には、スティーブン・スピルバーグ監督とドリームワークス、ドリームワークスの親会社のバイアコム、ならびにユニバーサルの名前が挙げられている。
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