新「スター・トレック」に“カーク船長”W・シャトナーは出演せず!
2008年8月28日 12:00
[映画.com ニュース] 「LOST」のクリエイターのJ・J・エイブラムスが監督する「スター・トレック」の新映画版に、TVシリーズ「宇宙大作戦」のオリジナルキャスト、カーク船長役で有名なウィリアム・シャトナーが出演しないことになった。米スター・トレック誌最新号に、シャトナーとエイブラムスが共に語ったもの。
同シリーズのファンサイトTrekMovie.comがその雑誌を採録した記事によると、シャトナーは「私は断じて、映画と関わりを持たなかった。それは一番奇妙なことだからね。また、大親友のレナード・ニモイも、(私の出演に関して)何も語ろうとはしなかったし……」と、一部で噂のあったエイブラムス監督との密会説を否定した。また彼は、今回の映画でカーク船長役を演じるクリス・パインの父であるロバート・パインと最近仕事をしたそうで、「とても大好きなファミリーだよ。彼(クリス)にはがんばってほしいし、映画が成功し、彼自身も成功できるよう望んでいる」と、友人の息子にエールを贈った。
同サイトの採録記事によると、エイブラムスも「オリジナル映画から配役されたメンバーはニモイだけだ」と断言しているので、どうやらシャトナーの出演シーンはなさそうだ。
シャトナーに関して、ベテラン俳優のクリストファー・プラマー(「サウンド・オブ・ミュージック」「インサイダー」)が、最近出版した自伝の「In Spite of Myself(私の代わり)」という章で、半世紀前の出来事を明かしている。プラマーは56年、シェイクスピアの「ヘンリー五世」の舞台に立っていたが、女性と遊びすぎたため梅毒にかかり、舞台を降板。その代役に立ったのが若きシャトナーだったそうな。
プラマーは、シャトナーがその後にカーク船長という当たり役を手に入れてスターとなったのは、「私の性病のおかげ」と豪語している。
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