台湾人気No.1女優グイ・ルンメイが来日！「言えない秘密」

［映画.com ニュース］　「王妃の紋章」「カンフー・ダンク！」で知られるアジアのスーパースター、ジェイ・チョウが監督・主演・脚本・音楽の4役を務めた青春ラブストーリー「言えない秘密」（公開中）。その舞台挨拶が8月24日、東京・新宿の新宿武蔵野館にて行われ、ヒロインを演じた台湾の人気女優グイ・ルンメイ（「藍色夏恋」）が登場した。

音楽学校に転校してきたシャンルン（ジェイ・チョウ）は、旧校舎のピアノ教室で聴いたことのない神秘的な曲を弾く同級生の女子高生シャオユー（グイ・ルンメイ）と心を通わせるうち、恋に落ちるが、シャオユーにはある秘密があった……。

ミステリアスな女性シャオユーを演じたルンメイは、「誰にも理解してもらえないつらさや、時空を超えてしか好きな人に会えないという気持ちを大切にしながら演じました」と役作りへのこだわりを明かし、日本映画「時をかける少女」風なSF的な主題について言及した。

さらに監督デビューを飾ったジェイについては、「努力して今の成功を勝ち得た人。彼の頭の中にすでにストーリーが映像としてしっかりと出来上がっていて、とても聡明な監督」と絶賛。

また、ベテラン俳優アンソニー・ウォンの共演もあり、撮影監督リー・ピンビン（「花様年華」）ら、プロとの仕事は「気持ちのいい現場でした」と笑顔で振り返ったルンメイは、「ラブストーリーですが、サスペンスやホラーの要素もあり、解けない謎もたくさん散りばめられているので楽しんでもらえると思います。かつて好きだった人を思い出し、初恋の思い出に浸ってください」と締めくくった。

最後は、ルンメイと同じ24歳で、ピアノを13年間習っていた、「男子校出身」の現役女性モデルの椿姫（つばき）彩菜が花束を持って登場。「“秘密”にビックリした。中盤からずっと物語に惹きつけられました。秘密を分かった上で2度3度見たい映画です」と作品の余韻に浸っていたが、話が恋愛観に飛ぶと、「好きな人に気持ちを伝えるどころか、好きってことすら秘密にしていた」（椿姫）、「キレイな女性なのに、なぜ？」（ルンメイ）というやりとりがあるなど、ルンメイは椿姫の“秘密”に気づいていないようだった。