津川雅彦の下心がいっぱい?ミムラ主演「落語娘」初日
2008年8月25日 12:00

[映画.com ニュース] 伝統的な男社会である落語界に真っ向から飛び込んだヒロインと、破天荒な師匠が繰り広げる一大騒動を描く「落語娘」が、8月23日に初日を迎え、東京・シネスイッチ銀座にて舞台挨拶が行われた。舞台には、主人公・三々亭香須美を演じたミムラ、師匠・三々亭平佐役の津川雅彦、中原俊監督(「櫻の園」「12人の優しい日本人」)が登場し、見どころを語った。
「(落語は)なんて面白いんだ!」と初の稽古で感激したというミムラは、監修を務めた柳家喬太郎仕込みの「寿限無」の一節を舞台上で披露。「同じところを2回やっちゃいました(苦笑)」と笑ったが、早口言葉としてもよく知られる有名なネタだけに、観客からは大きな拍手が寄せられた。
一方の津川は、落語という難しい題材に「68歳にもなって落語もないだろう」と最初は出演を渋っていたそうだが、「(60歳を超えて再びシルベスター・スタローン演じる主人公がリングに挑戦する)『ロッキー・ザ・ファイナル』を見ましてね。『津川・ザ・ファイナル』というのもありなんじゃないかと(笑)」と出演を引き受けた経緯を明かした。劇中で津川演じる平佐は、高座にかけた噺家が次々に急死することから長年封印されていた禁断の演目「緋扇(ひおうぎ)長屋」を丸々と披露する場面がある。
「スタローンに感謝したい」と、津川の言葉を受けた中原監督は「そう言う津川さんですが、当日は見事に(落語を)丸暗記されていました」と、ベテラン津川の役者根性を褒め称えた。
最後は、津川が「(イイ女が弟子という)下心いっぱいの師弟愛。(2人は)何も“していない”のに、“していあい”ってね(笑)」と、落語の師匠役らしく江戸っ子言葉の言い回しでダジャレを飛ばし……お後がよろしいようで。
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