香川照之が引きこもり役に加瀬亮を推薦。「TOKYO!」記者会見
2008年7月3日 12:00

[映画.com ニュース] ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノという3人の鬼才が、それぞれ東京の街を舞台に描くオムニバス映画「TOKYO!」。7月2日、東京・渋谷のセルリアンタワーにて完成記念記者会見が行われ、「シェイキング東京」のメガホンを取ったポン・ジュノ監督、主演の香川照之、蒼井優、そしてミシェル・ゴンドリー監督作「インテリア・デザイン」に主演した藤谷文子、加瀬亮が登壇した。
「シェイキング東京」は、10年間引きこもり続けていた男(香川)が、ピザの配達をしている少女(蒼井)に恋したことをきっかけに、家の外へ足を踏み出していくさまを描く。ポン監督は「傷つきやすく繊細な主人公を演じることが出来るのは香川さんしかいなかった。そして主人公を根底から揺り動かすようなヒロインを演じるなら蒼井さんだけだと思った」と主演の2人を絶賛。
ポン監督の大ファンだという香川は、「ポン監督と接する機会は今しかないと思い、監督がこれまで撮った作品の裏話を聞くのが楽しくて、芝居どころじゃなかった。撮影のこともいろいろ話したいが、言い切れないので個別取材で聞いて下さい」と興奮気味。今回の役については「最初に引きこもりと聞いた時は、俺より加瀬だろうと思った(笑)」と同席する加瀬をネタにジョークも飛ばした。蒼井も「香川さんが言うとおり、ポン監督とお仕事出来るのは今しかないと思い、自分の限界のさらに先を常に求めながら撮影した」と憧れの監督との撮影エピソードを話した。
一方、映画監督志望の恋人(加瀬)とともに上京したヒロイン(藤谷)が、自分の生き方に思い悩むうちに徐々に体が木製の椅子になるというシュールな物語が展開するゴンドリー監督作「インテリア・デザイン」に参加した藤谷と加瀬。「監督は役者が現場に入るとカメラを回しっ放しにするので、スタッフが大変だと思い、準備が整うまで現場に行かないようにした」(藤谷)、「監督が出した指示を通訳が訳す間に次の指示を出してくるので、全く聞こえず、終いには何をしているか分からなくなった(笑)」(加瀬)と、本人不在を良いことに、自由気ままなゴンドリー監督への恨み節も飛び出した。
「TOKYO!」は晩夏公開。
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