役所広司が初監督!主演も兼ねる「ガマの油」で四苦八苦
2008年6月19日 12:00

[映画.com ニュース] 「SAYURI」「バベル」「シルク」などで国際的に活躍する俳優・役所広司が初監督で主演も務めるヒューマンドラマ「ガマの油」が、現在オールロケで撮影が進められている。6月18日、千葉県内の撮影現場にて、役所広司“監督”と出演者の瑛太、小林聡美、二階堂ふみ、K-1ファイターの澤屋敷純一が記者会見を行った。
作品は、役所自らの原案で作られた完全オリジナルストーリー。デイトレーダーとして成功を収めていた矢沢拓郎(役所)だが、ある日ひとり息子の拓也(瑛太)が交通事故で意識不明の重体に陥ってしまう。突然のことに拓郎と妻の輝美(小林)は途方に暮れるが、ちょうどその日は拓也の幼なじみの秋葉(澤屋敷)が少年院から出所する日であったため、身寄りのない秋葉を引き取ることになった。そして数日後、息子の彼女からかかってきた携帯電話に思わず出てしまった拓郎は、真実を告げられず息子になりすましてしまう……。
今回、監督&主演と二足のワラジをはいた役所は、監督と俳優の両立について聞かれると「全然ダメですね。自分の演技にOKを出すのは嫌だなと思うし、もう1回やり直したいと思っても言いにくいので、つらいことが多いですね(笑)」とその苦労を吐露。しかし出演陣からは「監督・役所広司と俳優・役所広司の両方があるから、(演出が)具体的で分かりやすかった」(瑛太)、「最近あまり演出をしてくれない監督も多い中、役所さんは『そこで指は動かさないで』など細やかな演技をつけてくれるので、新鮮な気持ちで日々勉強させていただいています」(小林)、と役所監督の手腕を高く評価するコメントが寄せられた。
配給元のファントム・フィルムから来年のカンヌ国際映画祭出品を目指すことも発表された「ガマの油」は、6月30日クランクアップ予定。09年に全国ロードショーとなる。
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