次期スパイダーマン候補の噂も?注目若手ジム・スタージェスを直撃
2008年5月30日 12:00
[映画.com ニュース] 天才的な数学の才能を持つマサチューセッツ工科大学(MIT)の学生が、その才能を駆使してラスベガスのカジノで荒稼ぎするという嘘のようなホントの話を基にした映画「ラスベガスをぶっつぶせ」。今年3月に全米で大ヒットを記録した本作が、5月31日より日本公開される。
「僕はどちらかといえば文系、クリエイティブな方が得意なんだ」とはにかむ主演ジム・スタージェスは、81年イギリス出身の27歳。舞台版「スパイダーマン」主演、さらには映画版「スパイダーマン4」の主演も噂される注目の若手俳優である彼は、本作の撮影でラスベガスの街やカジノを初体験。
「“ベガスには2~3日しか滞在すべきではない”というルールを作った方がいいね。リサーチを兼ねて実際にプレイすることも多かったけど、撮影で滞在した1カ月半で、今回の映画で稼いだ分くらい損したんじゃないかな(笑)」
そんな苦い体験も、役作りには多いに役立ったとか。「ベガスに長期滞在すると、だんだんおかしくなっていくよ。その意味を学ぶという過程が、演じたベンと全く同じだった。だから、自分も役柄と同じ旅を経験したと思う」
彼の演じる学生ベンはブラックジャック(カードゲーム)と出会ったことで人生が激変するが、ジム自身にとって人生を変えたものは、「ジュリー・テイモアとの出会いと、彼女と一緒に作った『アクロス・ザ・ユニバース』(8月日本公開)だ」と語る。
「あの映画に出たことで想像を超える体験をした。アメリカに行って、多くの人々に会い、かつてないほどクリエイティブになることが出来た。ジュリーのような才能溢れるアーティストと仕事が出来たことは、人生を変える経験だったよ」
噂されているテイモア演出のブロードウェイ版「スパイダーマン」主演についても、「自分では想像すらしたことがなかったけど、可能性としてはある」と、話題作に立て続けに出演したことで急激に変化した自身の環境について語る。
「僕は下積みが長かったから、1つ仕事が終われば“次の仕事を探さなきゃ!”と思ってしまうメンタリティからまだ抜けきれていないんだ(笑)。この業界は移り変わりも早いし、地に足を着けるようにしているよ」
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