「アフタースクール」の大泉洋“先生”が、渋谷で“生中継ホームルーム”
2008年5月23日 12:00
[映画.com ニュース] 5月22日、映画「アフタースクール」の公開を記念して、渋谷・シネクイントで中高生限定の試写会が開催された。上映前には、劇中で中学教師を演じる大泉洋が特別ホームルームを行った。
映画は、デビュー作「運命じゃない人」でカンヌ国際映画祭4冠という快挙を成し遂げた内田けんじ監督の最新作。大泉扮するお人好しの教師・神野の前に、かつての同級生だと名乗る探偵(佐々木蔵之介)が現れ、ひょんなことから神野の同級生で親友でもある木村(堺雅人)の捜索に協力することになるというストーリー。
チャイムの音とともに大泉が教壇の前に立つと、会場は割れんばかりの歓声で溢れかえり、黄色い声援を一身に浴びた大泉は「俺、中高生に人気あるんだ。もうバラエティやめよう」とご満悦な様子。しかし、この後ホームルームの模様を渋谷スクランブル交差点の街頭大型ビジョン4台で生中継すると知らされると、途端に緊張した面持ちで「お前ら、生中継なんだから“援助交際”とか言ったらダメだぞ!」と意味不明な発言で中高生たちを笑わせていた。
生中継が始まると、大泉と学生による質疑応答が行われ、「教員免許を持っているそうだが教科は何?」という質問には、「高校の地理・歴史の免許を持っているが、免許はあっても地理・歴史について何も分からない(笑)」と話し、「北海道で教育実習にも行った。当時すでに『水曜どうでしょう』(北海道テレビ)に出演してたのに、一番前の席の生徒は寝ていた。そもそも自分でも授業の内容が分かっていなかった(笑)」と実際に教壇に立った時の苦い思い出を明かした。
さらに、大泉に憧れて演劇を始めたという男子学生からは「どうすれば大泉洋になれるのか?」と聞かれ、「まずは美容室に行ってパーマだろ!」とアドバイスする一幕も。その後も大泉は珍問奇問に次々と答えて学生たちと触れ合い、放課後(アフタースクール)のホームルームの時間は過ぎていった。
「アフタースクール」は5月24日より公開。