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今度は洋七自身が監督。「島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん」製作発表会見

2008年5月21日 12:00

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北野武作品でも例がない名前の冠が付いて、 満面の笑みの洋七
北野武作品でも例がない名前の冠が付いて、 満面の笑みの洋七

[映画.com ニュース] 漫才師・島田洋七のベストセラー自叙伝を映画化した「佐賀のがばいばあちゃん」(06)から2年。今度は洋七自身が監督する映画「島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん」の製作発表記者会見が、5月20日、東京・渋谷のエクセルホテル東急で行われ、洋七監督、主演の香山美子高島礼子、洋七の小学生時代を演じる瀬上祐輝らが来場した。

今回、自らメガホンを取ることになった洋七は「前回の映画を見ていて、とても感動して、次は自分で撮ってみたいと思うようになった。今年は4月までに100回以上講演をしてますが、行く先々で一番聞くのが『もう一回映画をやってくれ』という声。親子、お爺さん、お婆さん、お孫さんで見てもらえるような映画にしたい」と抱負を語った。

自分の小学生時代を演じる瀬上については「(オーディションで)600~800人の子供たちに会ったが、田舎の子供の方が素朴。都会の子とは履歴書からして違いますからね。東京では、趣味がゴルフ、海外旅行、フランス語なんて子がいましたが、瀬上君たちの趣味は木登りですよ(笑)。でも、そういう素朴な子が演じないと、この映画は成り立たないんです。ゴルフやってる子に『ばあちゃん、腹減った』『気のせいや』なんていう台詞のやりとりは出来ません。今回は本当に九州から選んで良かったと思っています」と話し、瀬上にエールを送った。

また、映画監督としての技術的なことを聞かれると、「私は素人ですから、撮り方はすべてカメラマン任せ。私は4秒前、3秒前と声を出すだけで『余計なことは言うな』と(北野)武から言われました。私もそれでいいと思ってます。私が人に負けないのは、お笑いの芝居の間。講演でシナリオの一部を何度も試しているので、芝居の部分は上手くいくと思っています」と自信をのぞかせた。なお、同作には島田紳助東国原英夫(宮崎県知事)が出演するという。

本作のクランクインは8月11日。撮影には約2カ月を費やし、09年初頭に九州で先行公開。その後全国順次公開となる。


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