上西小百合議員、4回鑑賞した「ウィーナー」には「今の私が映っている」
2017年2月7日 09:00

[映画.com ニュース] セックススキャンダルで失墜した米国の元政治家アンソニー・ウィーナーが再起をかけて臨んだニューヨーク市長選に密着したドキュメンタリー「ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ」のトークイベントが2月6日、東京・渋谷のユーロライブで行われ、衆議院議員・上西小百合氏と評論家・宇野常寛氏が登壇し、本作について意見を述べた。
ジョシュ・クリーグマンとエリース・スタインバークが共同で監督した本作は、民衆から圧倒的な支持を得ながらも女性と性的な画像を送り合う「セクスティング」という性癖が世間に暴露されたことでどん底に落ちたウィーナーを通じて、米国選挙の舞台裏を映し出す。本作をかなり気に入った様子の上西氏は「4回鑑賞した」と明かし、「ウィーナーさんにとって悲劇でも、見ている者からしたら喜劇」と評していた。
一方、宇野氏は本作を鑑賞して「インターネット黎明期に思い描いていた未来が現実になった」「こんな時代になってしまったら民主主義は機能しないのではないか」といった思いを抱いたという。さらに注目すべきポイントとして、ウィーナーの妻フーマ・アベディンの名前を挙げた。「フーマは聡明な人物。彼女はどういう状況で、映画で描かれる構造が生まれたか、何もかもわかっている。だからこそ無力なんです。このどん詰まり感がなんともいえない。今の世の中を覆っている“緩やかな絶望”にリンクする部分」と解説した。
「見どころはラスト。エンドロールが流れる手前のシーンだと思っています」と語った上西氏。「そこに映っているのは、まさに今の私」と告白し、「現在の米国トランプ政権下にウィーナーさんが戻ってくることを予感させる」シーンになっていると説明していた。
なお、この日は上西氏以外にも、東国原英夫氏や橋下徹氏らに招待状が送られていたが、いずれも予定の調整がつかず欠席。上西氏は、トークイベント終了後の取材で「ここまで見せていいのかってシーンがバンバン映っている」とし、出席がかなわなかった東国原氏らに「ぜひ見てほしい」とアピールしていた。
「ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ」は、2月18日からシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開。
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