金城武、早くも続編製作宣言!?「Sweet Rain 死神の精度」初日
2008年3月24日 12:00
[映画.com ニュース] 現在までに60万部を売り上げている伊坂幸太郎のベストセラーを映画化した「Sweet Rain 死神の精度」が3月22日に初日を迎え、東京・有楽町の丸の内ピカデリー1にて、主演の金城武、小西真奈美、富司純子、筧昌也監督による舞台挨拶が行われた。
本作は、7日後に不慮の死を迎える予定の人間の前に現れ、その生死を判定する死神・千葉(金城)と、その対象となった一恵(小西)らの悲喜こもごもを描くファンタジー映画。
冴えないヒロインを演じた小西は、全編を通してほぼスッピンだったことを告白。本作で歌手デビューを飾ったことについても、「(舞台袖で歌が流れるのを聞いて)緊張のあまり身体が火照るようだった」と照れた表情を浮かべて笑いを誘った。また、「足かけ3年、この作品のことをずっと考えてきた。3歳になった息子が幼稚園に入る感じがする。あとは大事に育っていってくれれば」と、複雑な心境を吐露した筧監督に対して、富司が「作り込まれたセットから、この作品にかけるスタッフの思いを感じた」と、監督らの苦労を労う一幕もあった。
一方、この日の会場には、金城演じる千葉のトレードマークである白手袋をはめた人や傘を持参した人があちらこちらに見受けられ、「公開初日おめでとう」というコンサート会場を彷彿とさせる横断幕も、金城ファンから掲げられた。この光景に、金城は「照れちゃいますね(笑)」とはにかんだ笑顔を浮かべて、「今回の作品では、原作の一部しか描いていない。続編ができるかどうか……?」と、早くも続編への期待をにじませて締めくくり、会場からの大きな拍手を浴びた。「Sweet Rain 死神の精度」は全国公開中。